成功への道のり|意識的に高い目標設定でコンフォートゾーンを変える

コンフォートゾーンを変える-01夢 を 叶える

自分の人生の目標、ゴールに向かって突き進み、到達するにはエネルギーが必要という話です。

当たり前のことのように思われますが、そのハッキリした理由を考えてみましょう。

そのエネルギーとは普通に散歩するようなエネルギーではなく、高い山に登るエネルギーです。

人には人それぞれの現実があります。その中でそれなりに生活できていれば、なかなか現状を一旦壊すような大きな目標を本気になって夢を見ることはできません。

誰でも今よりも高いゴールに到達したいと思っていても、本気になってそう思わせない何かがあるのです。

それは心のコンフォートゾーンと言われます。コンフォートゾーンを変えなければ夢は実現しません。

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心の心地の良い領域コンフォートゾーン

言語を持っている人間は常に自分に話しかけています。

この自分に話しかけた言葉によって我々のアイデンティティや自己イメージが作り上げられ、自分とは誰で、何者かを決定しているといえます。

自分の言葉で作られたアイデンティティは非常に現実的で心地よく、臨場感が高いものです。

自分が心地の良い領域をコンフォートゾーンといいます。

我々はこの領域、心のコンフォートゾーンを自分だと認識し、自己イメージを作り上げています。

 

例えネガティブなことが起きていても、それを自分がそういうものだと定義し、信じていたらそれがコンフォートゾーンになってしまいます。

だから人間は劣悪な環境、過酷な環境でも生きられると言えます。

その環境を受け入れ、 アイデンティティができればそれがコンフォートゾーンになるからです。

 

貧乏で、いじめられっ子で、受験に失敗した子供が、「自分はこんなもんだ」とそれを受け入れていたら、そのような負のイメージが自分なんだと思い、それがコンフォートゾーンになり、その通りになります。

他人からみてどんなマイナスイメージでも、当人の脳内ではコンフォートゾーンで心地が良いわけですから、現状を変えようと強く思うことがないので何も変わりません。

人間には常に安定な状態を保とうとする機能がある(ホメオスタシス)

人間の体にはホメオスタシスというものがあります。

ホメオスタシスとは恒常性維持機能といい、ストレスとなりうる外的および内的環境の変化に対して、生きながらえるために生体が常に安定した状態を保とうとする機能のことです。

人間の体は、ある一定の温度を越えれば汗をかき体温を下げ、ある一定の温度を下回れば体が震えて体温を上げようとします。

その他、ケガをすると傷口をふさごうとします。菌やウィルスが体内に入ってきたらそれを排除しようとします。

激しい運動で体の酸素が不足すると、ハアハアと呼吸を荒くして、多くの酸素を取り入れようとします。

これらは全てホメオスタシスによる効果といえます。

コンフォートゾーンとホメオスタシス

コンフォートゾーンもこのようなホメオスタシスが働きます。

その人のコンフォートゾーンからかけ離れたことをしたり、抜け出そうとすると、心のホメオスタシスが働き、自然と現状維持するように脳は仕向けます。

例えば、今まで異性に一度も告白したことのない人が好きな人に告白しようとすると、緊張や不安でうまく告白できないのも、付き合う異性がいないことを受け入れていたコンフォートゾーンがホメオスタシスを発動しているからです。

自分を変えたかったり、夢を実現したいと思うのであれば、最初に意識して、理解しなければならないのがこのコンフォートゾーンのホメオスタシスです。

高い目標でコンフォートゾーンをずらす

目標やゴールに向かって本気で取り組む意思をもつにはどうしたら良いのでしょうか。

それは、コンフォートゾーンの位置をずらすことです。それが最も重要です。

コンフォートゾーンの位置をずらすことができれば、あとは勝手に自分を引き上げるように行動するようになります。

コンフォートゾーンの位置をずらすということは、どういうことかと言うと、

「現状のコンフォートゾーンがびっくりするくらいの高いゴール設定をして、現在着々と目標に近づいていると意識する」ということです。

少しだけ高い程度のゴール設定では、現状のコンフォートゾーンの範囲内で処理できてしまう領域だということになり、コンフォートゾーンの位置をずらすということにはなりません。

現状のコンフォートゾーンの外に自己イメージを置き、その目標、夢を達成するために、「その目標を達成しつつある、あるいは既に達成している」という臨場感を維持すると、人間のホメオスタシス(恒常性維持機能)によりその状態が当たり前に思えるようになります。

この方法は例えば、付き合うのが苦手な人と、うまく付き合えるようにすることに利用することができます。

「その人とは既にうまくやっている」という自己イメージを作り、日頃からそのように接することです。

すると最初は怪訝そうに思っていた相手も、警戒心を緩め心のバリアーが少しづつ無くなって行き、結果的にうまく付き合えるようになります。

このように理解して、コンフォートゾーンの位置を変えるように意識すれば、夢の実現に向けて本気で動き出すことができます。

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