窓を開けておくと、家の中にアリが入ってきて、知らない内にアリに噛まれて困ったことはありませんか?
アリが家に入ってしまうと、全部捕まえたり、駆除することが困難です。
ティッシュや粘着テープなどで、目に見えるアリを全て捕まえたつもりでも、すぐに新しいアリが入ってきます。
しかし、この方法を使えば、比較的簡単にアリを家の中に通さなくすることができます。
アリの通り道にチョーク
その方法とは
「アリに入って欲しくない所にチョークで線を引く」ということです。
これだけで、アリはチョークを嫌がって、それより先に進まなくなります。
その理油は諸説あるようですが、以下の説が有力のようです。
アリは仲間の匂いを辿って歩いています。
アリの通り道の上にチョークで線を引いてしまうと、その仲間の匂いが消えてしまい、仲間の後を辿れなくなってしまうのです。
また、アリにとってチョークに含まれる成分である炭酸カルシウムが有害なので(人間でも大量に摂取すると有害らしい)、線を引いた部分を越えることができないという説もあります。
線の太さは、できるだけ太い方が良く、アリの体長(アリの種類によりかなり違います)の3倍以上あった方が良いでしょう。
線が細いと、根性のあるアリはすぐ乗り越えて侵入してきます。
その他の侵入防止策
蟻の侵入口となる隙間や穴はパテなどで防ぎ隙間をなくします。
蟻のえさとなる床に落ちた食べカスなどは、そのまま放置せず、常日頃から掃除をしっかりしておきましょう。
さらに積極的に侵入を防ぐには、家の周辺に、巣を作っているアリを駆除するという方法もあります。
その際は、ホームセンターなどで、アリ駆除アイテムを購入して、アリの巣ごと駆除するのが効果的です。
アリの毒
日本国内で見られる代表的なアリは民家周辺に見られるものと、民家から離れた環境に見られるものがあります。リンク先サイトには写真があります。
・民家周辺に見られるアリ
トビイロシワアリ、イエヒメアリ、オオズアリ、ルリアリ
・雑木林などの周辺に多く、植物の蜜を好む
トビイロケアリ、アミメアリ
これらの中で毒を持つと言われるのがアミメアリですが、民家周辺には少ないので、大きな被害は報告されていないようです。
但しイエヒメアリなどは毒針は持たないですが、人を噛むことがあり、噛まれるとチクリとした痛みに赤く小さな腫れが発生します。
外来種の毒を持つアリで非常に危険なアリはヒアリで毒針で刺されると、激しい痛み、めまい、吐き気、発汗、血圧低下、呼吸困難、ろれつが回らなくなるなどスズメバチに刺されたと同等以上の症状が起こります。
その他にも、貿易が盛んになった近年、日本に進出してくる毒アリは少なくありません。
アリは小さいので一目見てその種類が何か、毒を持っているかなど区別できません、とにかくアリに侵入されないように注意することが先決です。
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